写真で食べていく為の全力授業
写真を撮ることが昔からの趣味です。
日常の様々な風景を記録に残そうとカメラを構えます。
しかし、もっと上手に撮ることが出来たらどんなに楽しいでしょう。
そこで写真の本を開いてみることに致します。
〔この本から学び得た一つのこと〕
今はデジタルカメラの普及で技術がそれほどない人でもシャッターを押せばいいものが撮れるようになりました。その上、加工や色味調節なんかも駆使すればそれなりにみえます。素晴らしい時代となりましたが、フォトグラファーや写真家志望はその競争社会で一歩抜きん出るには何を考えていかなければならないのでしょう。
それは、誰が撮ったのかが一目でわかる写真、「個性」のある写真を撮るという事です。写真家は特にそれが顕著です。
・カメラマン=ビデオやカメラで撮影する人
・フォトグラファー=写真を撮る人
・写真家=芸術家
スマホやデジカメを手にすれば殆どの人間がカメラマンになれる時代です。
その中で、とらえた影響を自分なりの視点を加えて表しだす ということが大切なのです。
全力授業というだけあって息つく暇もない勢いのある本でした。私には少し尻込みさせられるような内容もありましたが、プロの本気を読み取ることができとてもよい刺激となりました。
(以下著書より抜粋)
写真の世界は「あしたのジョー」や「ロッキー」だと思った方がいい。
プロの写真家はプロボクサーみたいなものだと思いますよ。
それこそプロになったら、毎朝「ロッキー」のテーマを聞きながら仕事に向かった方がいいくらい。
(編集者 菅付雅信 さんのインタビュー、写真で食べていく為の全力授業より)
〔まとめ〕
命がけで写真に向き合う者だけが写真家として成功する世界。
そしてそれを制した一握りの写真家、作品は勿論その人の人格や行為をも高いものとして認めるきっかけとなった本。